制作事例から学ぶ!結婚式余興ムービーのビデオレターの作り方とアイデアの紹介
■余興動画の作り方を徹底解説!準備から仕上がりまで
目次
結婚式余興ムービー 作り方をはじめテラオカビデオの価格表・商品一覧はこちら
この記事では、まず初めに余興動画の基礎知識と目的について解説します。
結婚式の余興の準備は、新郎新婦に余興を頼まれたときから始まります。
『さて、余興かぁ、何をしようかな・・・』
『協力してくれそうなメンバーは何人いるかな・・・』
『何から準備すればいいのかなぁ・・・』
そして、だれもが新郎新婦に余興を頼まれたときや、余興をしたいと考えている時に上記のようにあれこれ頭を悩ませることになるのです。
ズバリ余興でおすすめしたいのは、余興ムービーの上映です。
事実、ここ最近で急激に増えた余興方法は、ムービーを流すという方法なのです。
映像を制作した経験がない場合には、「余興でムービーの上映」や「何から準備するのか」や「だれでもできるのか」という疑問が生じることでしょう。
実際のところ余興ムービーを作るのは簡単なのです。
何より作り方によってはお金もかけずに済む方法もあり、しかも余興としてのテーマは無限といってもいいです。
映像制作であるからこそ、当日結婚式場でやれないような非現実的な余興も出来てしまいます。
余興のテーマの自由性が高く、作っていて楽しいのが余興ムービーの一番の特徴です。
この記事では、結婚式余興ムービーの制作13年目のテラオカビデオが、余興ムービーの自作、そしてそのアイディアになるオススメのサンプルムービーの解説を紹介します。
すぐに結婚式余興ムービーのアイデアを知りたい人は、「■余興ムービーの5つのアイディアとおまけ1つ」からチェックしましょう!
■結婚式の余興をムービー上映で行う事のメリット
余興をムービー上映によって行うことで、大きく以下の5つのメリットが挙げられます。
1.自分の思い通りに余興が作れること
とにかく自由に作れることが一番です。
余興ムービーであれば、映画風、ミュージックビデオ風、バラエティ番組のパロディ風など、さまざまアイディアが実現できます!
たとえば下の参考ムービーのように、直筆のメッセージを画像データとして取り込んで、動画ファイルのイメージに合わせるような演出も可能なのです。
-引用 YOUTUBE-
このようにみんなの自筆のお祝いメッセージを表示するような当日式場では到底できないような余興もできてしまいます。
他には、エアギターならぬエアバンドの演奏をしている映像にBGMを当てて、ミュージックビデオ風の余興も作れてしまうのです。
もちろんエアバンドの演奏?とBGMだけでは、余興ムービーとしては微妙なので、
これにウェディング要素の新郎新婦の写真や「Happy Wedding!」などのテロップを追加してウエディングムービーに仕上げるということは忘れずに!
2.遠方の人を余興に参加させることができること
余興ムービーの余興としての自由さは上記の通りなのですが、本当に余興ムービーとして最も大きなメリットは、結婚式に来られないゲストや遠方で余興に参加できなかった友人の参加の可能にすることにあります。
事前に撮ることができる余興ムービーであれば、遠方にいる人でも各自で動画をとってもらう事が出来るのが余興ムービーの最大の強みでもあります。
10秒のビデオレター、20秒のビデオレターであれば、スマホであれば簡単に撮影でき、すぐに送信することができる時代です。
もちろん、1枚の画像を撮影してもらって、一言コメントをもらうのも簡単にできます。
また、新郎新婦の恩師や親族を巻き込んでサプライズムービーを作るということもできます。
このように、余興ムービーであれば、だれでも参加を可能にするというのは、今までにない余興のメリットといえますね。
3.結婚式当日にバタバタしなくて済む
余興をムービーで行う事の有力なメリットは、準備万全の状態で結婚式当日に臨めるという点です。
たとえば当日に実演として余興をするのであれば、結婚式場でのリハーサルのほとんどが挙式前の一回きりです。
※楽器演奏などは曲目の確認くらいで、場合によってはリハーサル自体ありません。
このため余興は、ハプニングと常に隣り合わせの状態といえるのです。
当然、結婚式当日に余興をする時は思わぬトラブルがあったり、段取りをミスする可能性があったりと不安はつきません。
さらには、結婚式当日の余興の出番までドキドキして過ごすことにもなります。
楽器の演奏などは、お酒が入り過ぎると、たいへんなミスをしてしまう心配もあることでしょう。
一方、余興ムービーを作ってしまえば、事前に結婚式場にムービーを納品するだけで準備はすべて完了です。
4.結婚式の女性ゲストに思わぬメリット
女性ゲストにとって結婚式の余興は、実行するのがなかなか難しいことなのです。
和服で参列することはあまりありませんが、フォーマルドレスであっても衣装を着替えるような余興をするということは、時間が無くてあきらめることになります。
このため、女性ゲストの余興選択としては、みんな合唱したりすることがとても多かったのです。
一方、余興ムービーであれば、上記のように「自由に」、「結婚式前に」、できてしまうため、女性ゲストの余興演出としては理想的といえるかもしれませんね。
5.余興時間の尺を調整できる
余興ムービーはあらかじめ上映にかかる所要時間が分かります。
これは式場側からも時間の調整がつけやすいので非常に助かるポイントです。
特に、日に何組も結婚式を行うような人気の式場の場合、結婚披露宴の時間が押すことは悪夢なのです。
スケジュールを押しそうな場合は、余興の時間をばっさり無くしたりして調整を行うなど結婚式の満足度に関わる判断が求められてしまうのです。
このため、余興時間の想定は、事前に把握しておく必要があり、余興ムービーは人気の高い式場であっても歓迎されているのです。
もちろん、余興をするゲストにとっても、式場に「6分の余興でお願いします」と言われても、確実にその時間で制作すればいいのでとても助かります。
余興のせいでスケジュールが押してしまうという事がほとんどありません。
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○余興の制作費用が節約できる?メリット??
自作の映像制作のメリットに挙げられる「制作費用の節約」について、本当のことを記述します。
よく「タダできる」「費用がかからない」と書いている記事がありますが、すべて間違っています。
物事の一面を強調し、読者に誤認を与えて誘導していることは問題があります。
費用の節約には前提として、映像を制作・編集する環境が整っていること、が必要なのです。
例えばですが、
制作する環境が無く、パソコンで編集を想定しているなら、パソコンを買うなどして用意する必要があります。
画像の取り込みをスキャナーでするつもりなら、スキャナーが無ければ用意が必要だし、外部サービスを利用するならその費用もかかります。
もちろん、タダで制作する方法はあります。
たとえば、iPhoneを持っているならば、imovieで動画編集をすることもできますし、スマホのカメラ機能で画像を取り込むことも動画を撮影することもできます。
このように、映像を編集してムービーファイルにすることはスマホであれば可能なのですが、しかし今でも結婚式場はDVDなどのディスク再生での上映が9割を超えています。
となると、DVDにする必要があるため、パソコンが必要になるのです。
また『余興ムービーが無料のフリーソフトで作れる!』という記事を読んでいるのに、有料の編集ソフトの紹介だったなら読者はどう感じるでしょうか?
物事の一面として「タダで作れることを紹介している」ので、ウソでないと言い張ることはできるでしょう。
■余興ムービーの5つのアイディアとおまけ1つ
どのようなテーマで作り上げても自由なのが余興ムービーです。
このため構成が本当に自由に作れるのですが、何もアイディアがわかないという方にオススメのテーマを紹介します。
主にこの5つがあります。
○王道ビデオレターでメッセージムービーを作る
○スケッチブックリレーで余興ムービー
○直筆メッセージの余興ムービーを作る
○アイディアで浮かびやすいコマ撮りムービーは?
○結婚式当日の余興演出に繋げる余興ムービー
(花を集めるムービー上映から当日に集めた花束をプレゼントする余興演出など)
また、この2つの余興ムービーについても少し紹介します。
○BGMと映像のシンクロにこだわる余興ムービー
それぞれの余興ムービーの参考ムービーを是非確認してみてください。
○王道ビデオレターでメッセージムービーを作る
余興ムービーの定番、ビデオレターによるメッセージムービーです。
メッセージ性のあるテーマなので、サプライズムービーとしてもよく使われるものです。
サプライズ要素としては、新郎新婦の恩師の出演が多いですね。
また両親や家族は結婚式のホスト側であることから、結婚が決まっても改まったお祝いの言葉をもらうことが無いのですが、こういったビデオレターであれば、お祝いメッセージを贈ることがやり易くなります。
遠方の人から、新郎新婦の恩師、家族(兄弟姉妹など)と幅広い層の方々のメッセージを集めることで新郎新婦に喜んでもらえるムービーのみならず、ゲストにもわかりやすい見やすいムービーに作り上げることができます。
参考ムービーをご覧ください。
-引用 YOUTUBE-
さて、どんなふうに作っていけばいいのでしょうか?
実際のところ、このビデオレターによるメッセージムービーの作り方が、余興ムービー制作の基本といえます。
制作する内容や構成によりますが、シンプルに作るとなると、とことんシンプルに作れますし、作りこめば後述する余興ムービーが作れるようになります。
○実は簡単なスケッチブックリレーで余興ムービー
スケッチブックをリレーのバトンのようなものとして、人から人へとリレー形式に渡って行きます。
このスケッチブックの動きやその移動過程と、スケッチブックにあるメッセージの映像を上手くつないで一つの映像作品するのがスケッチブックリレーの余興ムービーです。
リレーの映像をつなぐという点を考えると、少しメッセージで作るビデオレターよりも難しく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
つまり、映像編集としての難度は、BGMの音量調整が必要ない分、易しくなっているといえるのです。
スケッチブックリレーの参考ムービーを見てみましょう
-引用 YOUTUBE-▲この記事の目次に戻る
○直筆メッセージの余興ムービーを作る
まずは本記事の始めの方にある参考ムービーが直筆メッセージの余興ムービーです。
—この記事上部の直筆メッセージムービーの参考ムービーまで戻る—
直筆メッセージを余興ムービーに入れるには、直筆メッセージを画像ファイルにする必要があります。
このため、制作の難易度自体はとても難しくなるというわけではないのですが、『画像ファイルにする環境が必要』になります。
タブレットなどで画像データで出力できれば、その方法でも大丈夫ですが、画面サイズの関係上タブレット端末などが必要になってきますし、メッセージを書いてもらいに行く必要などが生じてきます。
直筆メッセージを余興ムービーに入れる場合は、上記のような環境があれば特に問題なく制作に入れることになります。
○アイディアで浮かびやすいコマ撮りムービーは?
余興ムービーに限らず、プロフィールムービーやオープニングムービーにも使われるコマ撮り演出ですが、このコマ撮りムービーは、やり方しだいで簡単にも難しくもなります。
まずコマ撮りについては、NHKピタゴラスイッチの番組の中で「こんなことできません」というコーナーがあります。
関根勤さんと岩井ジョニ男が出演するシーンで静止画をつなぎ合わせると出来ないことが出来てしまうというコーナーがあるのです。
コマ撮りの手法で…
「写真をとります、カシャ!」
「写真をとります、カシャ!」と、1コマずつを撮り…
そして、再生した映像が流れ~
「できました! できました!」
「こんなこと、できました」ジャン
といった流れで、実際にNHKピタゴラスイッチの番組を見たことがある人も多いかもしれません。
コマ撮りムービーのイメージがわかりますので下記の参考ムービーをチェックしましょう。
-引用 YOUTUBE-
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○結婚式当日の余興演出に繋げる余興ムービー
このパターンの余興演出は内容が決まれば、制作自体は今まで紹介してきたムービー制作と同様にできます。
制作例を2つほど挙げてみます。
例えばですが、
参加者に花を集めるムービーを撮ってもらい、
その集める動画を10~20ファイルくらいを繋ぎます。
ラストに披露宴会場の扉へ花束をもって向かっていくシーンをいれます。
そして披露宴会場のライトアップと同時に、実際に花束を持って披露宴会場へ入場し、お祝いの言葉と共に花束をプレゼントするのです。
-引用 YOUTUBE-
このパターンの余興ムービーの場合、新郎から新婦へのサプライズムービーに使われることも多いです。
友人と共に制作することになり、友人は余興のお手伝いということになります。
また例えば、
24時間マラソンのように会場へ走って近づいていくシーンをいくつかに分けて撮影します。
それらをつなぎ合わせて披露宴会場の入り口まで到着する動画を作るのです。
そしてプレゼントを持った友人が、会場のライトアップと同時に入場して、お祝いのメッセージなどをプレゼントと共に贈るのです。
このように余興ムービーとはいえ、現実の余興とを相乗的に演出効果を利用することもあるのです。
そして、だれでも見ていれば、内容がわかりやすいというのも良いですね!
○BGMと映像のシンクロにこだわる余興ムービー
上記の紹介で映像とBGMを合わせ過ぎなくていいといいましたが、これは音と映像のシンクロにこだわって作るムービーです。
動画編集に慣れている上級者向けの余興ムービーです。
-引用 YOUTUBE-
このムービーのように音と映像をシンクロさせるのはとても大変です。
制作難易度は、王道のビデオレターとは比べると、3倍以上の時間がかかってしまうかもしれません。
動画編集が初めてであれば、推奨できない余興ムービーですね。
よくあるドツボに、ある時点の音と映像を修正したら、他の部分のシンクロ状況がずれてしまって、すべて作り直しになってしまうというミスがあります。
このシンクロ余興ムービーは、修正を前提に制作に入ると、一生完成しないかもしれないのです。
パート毎に完成の確認をしながら、着実に制作をすすめるようにしましょう。
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■紹介した余興ムービー5つのアイディアを作る方法
上記で紹介した5つのムービーがあります。
○王道ビデオレターのメッセージムービーの作り方
○スケッチブックリレーの作り方
○直筆メッセージの余興ムービーを作る場合
○アイディアで浮かびやすいコマ撮りムービーの作り方
○結婚式当日の余興演出に繋げる余興ムービーの作り方
この上記のムービーは、「○王道ビデオレターのメッセージムービーの作り方」を応用することで制作が可能になります。
この基本となる王道ビデオレターの作り方を中心に見ていきましょう。
○王道ビデオレターのメッセージムービーの作り方
☆メッセージムービーの作り方☆
それでは余興ムービー制作の基本となるビデオレターによるメッセージムービーの作り方を解説します。
コチラの方法を使うことで、紹介するすべての余興ムービーの作り方が理解できるようになります。
1.ビデオレターに使うメッセージを集める
友人や知人はもちろんですが、お願いができるなら職場関係の先輩後輩上司など新郎新婦に関わりが深い人からのメッセージ依頼をするもいいですね。
サプライズ要素としては、新郎新婦の恩師や、親族(ご両親等)にこっそり依頼するのも喜ばれます。
メッセージは、静止画像でも、動画でも良いです。
静止画としてよくあるのは、下記のようなメッセージを持った画像ですね。
また、静止画内のスケッチブックやメッセージカードには、お祝いのコメントが記載されているので、『この静止画の登場人物の名前などが表示』することで、その画像の人を知らない人でも理解できるようになります。
名称記載例:高校友人 鈴木 ゆう
静止画としてメッセージが画像に含まれない場合は、お祝いメッセージを編集時に追加することになります。
つぎに、動画については、『メッセージの声』がとても重要です。
動画の声がしっかり聞こえるのか、この点のチェックは忘れないようにします。
その他上手く撮影できない可能性があるならば、参加者に撮影のコツや注意点を事前に知らせておくのもいいですね。
事前に伝えておきたい撮影の方法や注意点などを詳しく知りたい方は、
コチラをご覧ください。 → ビデオレターの撮影方法、撮影時の注意事項
またメッセージ集めについての具体的な方法は、ラインで集めたりメールで集めたり、WEBアップロードサービスを使ったり、無料でデータ送受信のできることがたくさんあります。
使いやすい方法でメッセージを集めればいいのですが、メッセージの集める方法によってはメリット(スマホだけで集められること、など)やデメリット(ラインだと静止画や動画ファイルが劣化する場合がある、など)があるため、集める方法についても軽く知っておく方がいいです。
どのように動画や画像のメッセージを集めるのかをチェックしたい方は、
コチラをご覧ください。 → 余興ムービー 動画や画像の集め方送り方
2.集めたメッセージを編集アプリ・ソフトでつなげる
集まったメッセージを動画編集ソフトでつなぎ合わせていきましょう。
なおつなぎ合わせるだけのシンプルなビデオレターであるなら、高額な動画編集の有料ソフトやアプリは必要ありません。
もちろん、スマホのiMovie等のアプリでも簡単につなぎ合わせることができます。
スマホの性能も上がり、スマホで余興ムービーを制作することもできるようになってきました。
3.メッセージムービーに音楽をのせる
曲に合わせて画像や動画、場面をうまく切り替える事が出来れば、テンポがよくて見やすいムービーに仕上がります。
このためBGM選択は編集に入る前に決めておくことをおすすめします。
ムービーができた後から音楽をのせる方法は、再編集リスクが非常に高いのでやめましょう。
曲に合わせて画像や動画そして場面などを切り替えようとすると、ビデオレターのメッセージの秒数によっては上手く調整できないことがあります。
肝心のメッセージが伝わらないことの方が問題なので、こういったときには、曲のテンポに無理に合わせようとしなくて大丈夫です。
また静止画のメッセージであれば曲(BGM)の音量を気にしなくてもいいのですが、ビデオレターには『声』があるためBGMの音量絞って、声が聞こえるように調整するようにしましょう。
○スケッチブックリレーの作り方
1.王道のメッセージムービーと作り方が同じ
上記の参考ムービーを見ると、基本的な映像の編集については、前述した動画ファイルをつないでいく王道のビデオレターと同じことに気づきます。
さらにいうと、基本的にはビデオレター内にスケッチブックでのメッセージが表示されているため、動画ファイルの音声を使う必要が無いのです。
つまり、映像編集としての難度は、BGMの音量調整が必要ない分、易しくなっているといえるのです。
2.スケッチブックリレーの特徴を活かすために
スケッチブックのメッセージやその移動、それがつながる映像を上手くつないでいくことで『リレー』を表現することになります。
このためスケッチブックリレーで一番大切なのは、リレーの順番と渡し方をしっかりと打ち合わせすることが必要になります。
事前にスケッチブックの動きを決めておけば、動画ファイルをつなぐときにトラブルがあって編集が止まることもありませんし、動画を撮ってくれる人もわかりやすくなります。
リレーするときの受け渡し方などを、いろいろ工夫すると個性的なものになります。
スケッチブックリレーは、このリレーによって出来が大きく左右されるほどとても重要です。
このリレーの順番と渡し方について詳しく知りたい方は、
コチラをご覧ください。 → スケッチブックリレー リレーの順番と渡し方
○直筆メッセージの余興ムービーを作る場合
1.基本は王道のメッセージムービーと作り方が同じ
上記の参考ムービーを見ると、基本的な映像の編集については、前述した動画ファイルをつないでいく王道のビデオレターと同じですね。
個の映像に直筆のメッセージをどう乗せるかが重要な点になります。
この自筆の文字をどのようにして映像に使うかが、直筆メッセージのビデオレターになるかどうかの違いになります。
2.直筆メッセージはどうやるのか?
直筆のメッセージはどのような流れで映像に使われるのかというと下記のような作業をが必要になります。
①自筆のメッセージをスケッチブックなどに書く
②書いた文字をPCに「画像」として取り込む
→取り込む方法は、スキャナーが一般的です。
スマホなどで撮影する方法も可能ですが、光の当たり方にバラつきがでるので、次の作業で苦戦する可能性が高いです。
③文字だけを切り取る
→トリミングという作業ですが、Photoshopなどの本格的が画像補正アプリがあった方が効率が圧倒的に変わります。
④切り取った画像を動画に重ねて表示する
→いくつものファイルを重ねられる編集ソフトが必要になります。
⑤①~④を繰り返す
上記の流れを動画1ファイルごとにやっていくことになります。
王道のビデオレターの映像を作ったことがあれば、追加で増える作業は上記のデータを重ねるという作業になります。
○コマ撮りムービーの作り方
写真だけで短めのコマ撮りムービーを作るなら簡単なのですが、20秒を超える映像をコマ撮りで表現するとなると、とても大変です。
1秒のコマ撮りに必要な静止画は5~15枚程度となるため、20秒程度であっても100枚くらいの撮影が必要になるのです。
余興ムービーへのコマ撮りムービーの採用は、オープニングなどの一部にとどめておくのがベストです。
またコマ撮りをするのであれば、上記のピタゴラスイッチのように「できないことができるようになる」ムービーを目指しましょう。
例えば、動かないぬいぐるみが歩いたり「おめでとう!」メッセージを持って動いているように見せるなどするのも良いですね!
1.作るのが大変なコマ撮りムービーのパターン
大変なコマ撮りムービーをチェックしましょう。
-引用 YOUTUBE-
上記にのようにコマ撮りムービーでも印刷した写真をつなぐのは、枚数が少なめになりますが、準備がとてもとても大変で時間と労力がかかります。
具体的には撮影した画像を一度、紙媒体にプリントアウトして、その紙を切り取ったものをテーブルの上などに配置していきます。
更にそれをまた複数の写真で撮影して画像データを準備していくのです。
2度撮影すること、印刷したものを切り取って準備することなど、考えるだけで作業は膨大になっていきます。
映像編集としては、コマ撮りムービーのパートが静止画の連続再生になるだけですので、王道のビデオレターの作り方と難易度はほとんど変わりません。
少しでも労力を減らすなら、現実的には「データ上で画像を切り取って貼りつける」というやり方になりますが、パソコンを持っていないと、そもそも作業ができないという問題もあります。
結婚式までに時間的な余裕があるかどうか、状況を見てコマ撮りムービーの採用が可能かを判断しましょう。
2.コマ撮りムービー制作のワンポイントアドバイス
コマ撮りムービーを人物の動きで表現するときのアドバイスとしては、「1秒に人が歩く」という動作をコマ撮りで表現するだけでも最低3枚は画像が必要になります。
ある程度の滑らかさが欲しいなら1秒で5枚は撮影したいところです。
だからといって撮影するときは、最低限の枚数を撮影するのではやめておこう。
コマ撮りムービーの表現に枚数不足を感じたら、参加者を巻き込んだ再撮影が必要になってしまいます。
忙しい人であれば再撮影の時間が取れない可能性もあるので、撮影するときは一連の動きをバースト撮影などで、たくさん撮影します。
そして必要な分だけ編集時に採用するようにすることで、素材不足による再撮影が発生しないようにしましょう。
○結婚式当日の余興演出に繋げる余興ムービーの作り方
基本的な制作方法は、「王道のビデオレター余興ムービー」とまったく同じです。
ただ余興ムービーを現実の披露宴の演出につなげるという点が大きく違います。
制作方法については、王道のビデオレターを参考にしましょう。
■余興のパロディムービーと著作権の問題
パロディをムービーに入れない人にとってはあまり関係がないことです。
なぜ良くないのか?
どんな問題があるのか?
という点は知っておいて欲しいと思います。
現在でも自作の余興ムービーの醍醐味が、パロディムービーにあるなんていう人もいますし、サイトによってはパロディムービーを推奨するところもあります。
そして、誰でも知っているようなドラマ、映画、バラエティ番組、アニメなどこういったものをパロディ化することで気軽に楽しめるようなムービーを作り上げることができるのは事実です。
実際に見ていて本当に楽しく、よく作りこまれたパロディムービーなので、称賛しているのも多いのです。
ただパロディが著作権の問題に抵触しているのは紛れもないことなのです。
『パロディにとどめればいい』
これは大きな間違いです。
☆パロディムービーがなぜ問題なのか?☆
1.パロディ(風を含む)は日本の法律に保護されていない
パロディ制作に限らず、オマージュ(リスペクトなど)にしても、元になる著作物をマネしたりして作ったものを保護する法律はありません。
パロディ作品に対する保護は、海外のようには無いのです。
そのパロディがどんなに芸術的で文化的であっても日本の法律では保護されておらず、起訴された場合ケースバイケースではありますが著作権の侵害の有無のみで判断されてしまうのです。
※実際の法的な問題や個別ケースについては、弁理士や弁護士に相談の上、ご自身でご判断ください。
どれ程制作者に対するオマージュで制作したとしても、マネされた著作権者が問題に思えば、そのオマージュ作品は違法な著作物の評価を受けることになってしまいます。
日本の法律には、パクリとオマージュとパロディなどマネして制作されたモノについての区別がありません。
パロディは、TV番組や漫画の世界、お笑いの業界、モノマネなど、さまざまなところで見かけることでしょう。
そのためパロディの法的リスクの認識が薄れてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、法的リスクが軽くなるわけではありません。
当然責任を取る場面がくれば、観念するしかありません。
パロディムービーは、簡単に面白い映像にすることができます。
しかしそれは他者の著作物という財産を借りて制作されているからなのです。
パロディムービーは自己責任ではありますが、結婚式の場合主催である新郎新婦二人にも巻き込むリスクがありますので、慎重な判断が求められます。
2.明らかに著作権を侵害しているケース
数年前ですが、映画TEDやパイレーツオブカリビアン、大統領や有名人のインタビュー映像になど嘘字幕やアフレコを付け加えるようなムービーが流行りました。
これは完全な違法行為です。
現在では皆さんもご存じのように、テレビ会社の映像、映画会社の映像を勝手に使ってダメなのは、著作権の問題で当たり前になっています。
つまり、プライバシー権の肖像権など近年生まれた権利とか以前の問題で、明らかにダメなのです。
実際、違法状態を重くみた映画著作権協会からの警告によって、ウェディング業界はこのような違法映像を排除するようになりました。
しかし、未だにパロディは式場に再生を断られることがあるから気を付けようといった、いい加減なことを紹介している記事がありますが、論点が違います。
結婚式場で再生を断られるから他人の映像を使ったパロディムービーを作らないのではありません。
『違法行為だからパロディムービーを作らないようにしよう』という当たり前の指摘をすべきなのです。
そして肖像権に対して再生NGを出す結婚式場の本音は違います。
「有名人が写っているからダメ」という説明が簡単だからそういっているだけに過ぎません。
本音では、「とんでもない映像をもってきたなぁ、すごく迷惑だなぁ」というものなのです。
3.誤解して著作権をパロディで侵害しているケース
モチーフ映像に似せてゼロから作るパロディ風といえるパロディムービーもあります。
パロディはあくまでパロディ風にとどめれば問題ないのでしょうか?
ディズニーのシンデレラ城をイメージしたパロディムービー、その時歴史が動いたのパロディムービーや、情熱大陸風のパロディムービーなど、バリエーションはさまざまです。
このような映像を作る制作業者も少なからずいますし、個人が制作していることもあります。
冒頭で述べたように、パロディには盗用(パクリ)との法的な線引きが行われておらず、著作者人格権の範疇においては同等の内容で侵害の有無を法的に判断されます。
つまり表現が似ているかどうかで違法性が判断されるのです。
なお著作権は権利者が告訴しなければ起訴できない親告罪ですので、権利者が放置している限り著作権の侵害による罰則規定の適用はありません(※一部非親告)。
パロディが放置されている理由は、パロディに対するユーモアや芸術性を認めているわけでは無く、いちいち訴訟するのが面倒だから権利者が放置してくれているのが現状に過ぎません。
このため、パロディを制作した者は権利者が厳正な対処を取った場合の法的リスクは負わなければいけないことを認識しておきましょう。
『パロディなんだからいいでしょ!』
という言い分はどのなのでしょうか?
これを言ってしまうと、論理的には正しく著作者人格権の侵害の問題が発生していることをなり、模倣を認めていることになってしまいます。
パロディは『コミカルな模倣』などといた意味なので、表現をマネしていることを認めてしまうからです。
『訴えられなければ大丈夫』という考え方の人の記事やサイトの場合は、パロディに対する法的コンプライアンスという視点がないので、そのサイトの記載内容は鵜呑みにせず十分な注意をしましょう。
■余興ムービー・サプライズムービーの自作をおすすめしたい人
余興ムービーを作るときに思い浮かぶのは、自作であれば予算をかなり抑えて制作できるのではないか、という考えです。
しかし、上記のメリットの項目で紹介したように、費用を抑えられるのは『制作する環境が整っている人』だけなのです。
スマホのiMovieで制作することできるのですが、どうしてもDVD化をエラー無く安定して行うのが難しいです。
しかし、映像自体は制作できるので、このDVD化だけを外注することでかなりの費用を抑えることができます。
例えばDVD化サービスというものがあります。
これは結婚式場の仕様に合わせてDVDに書き出すサービスです。
このようなサービスを利用するのも、費用を抑えるなら検討しておきたいところです。
DVD化のサービスについて詳しく知りたい方は、
コチラをご覧ください。 → DVD化サービス
■余興をムービー演出で行う時に一番注意したいこと
余興ムービーの制作としての注意点はさまざまありますが、余興をムービー演出で行う場合に、他の余興とは違って一番注意しなくてはならない点があります。
それは、結婚式場が決めた期限までに余興ムービーを納品するということです。
これが他の結婚式余興との大きな違いです。
結婚式当日に何もしなくてもいい反面、結婚式前までに準備を完了しておく必要があるということなのです
しかし、この期限によってさまざまトラブルのケースを良く耳にします。
ウェディングプランナーとの連絡が上手くいっていないと、納品する形式も納品期限もあやふやな状態のため、期限に間に合わないケースもあります。
一般的な納品期限として大体多いのが、結婚式当日の7~14日前ぐらいまでに納品というものが多いです。
そして納品形態としては、DVDという形にしての納品が求められます。
『今どきDVDって?』
と思うかもしれませんが、一般企業であれば会社のPCに部外品のUSBをつなぐことなどありませんし、つなぐとセキュリティによってPCがロックされてしまうこともあります。
結婚式場のPCといえども、個人情報が蓄積されているため、慎重な利用が求められるのは当然です。
このため結婚式場の上映は、一般的なプレイヤーで行うのが基本なのです。
たまにUSBメモリとかで率い受けてくれる式場もありますが、その場合はパソコンの持ち込みを求められるかもしれませんし、オペレーター使用料や持ち込み料がびっくりするほど発生することがあります。
なので、動画データのUSBなどでの納品はできる限り避けるべきです。
トラブルを避けるためにも、DVDで結婚式場に納品することを頭に入れておきましょう。
納品した後に発生するトラブルもあります。
「DVDで納品したが、余興ムービーが結婚式場のプロジェクターで流れない!」
といったトラブルが発生すると、パニックに陥ってしまうことでしょう。
しかし安心してください。
DVDが流れない理由のほとんどは、よくあるミスが原因なのです。
なので対処法も決まっています。
落ち着いて↓の記事を読んで対処法を試しましょう!
プロが教えるDVDが結婚式場で流れない!正しい対処法とダメな対処法
■まとめ:余興動画の作り方を徹底解説
この記事では余興ムービーを作るためのアイディアを参考ムービーを交えて紹介しました。
また参考ムービーそれぞれの制作方法などにも触れ、パロディムービーの危険性についても解説いたしました。
余興ムービーの内容は基本的に何でもOKですので、この記事の参考ムービーにテーマをしぼられることもありません。
だからといって、一部の仲間内だけがわかる内容では、他のゲストは楽しくありませんし、人が気分を害するような余興ムービーや下ネタは結婚披露宴の余興として相応しくありません。
この記事が新郎新婦を含め、ゲストのみんなが楽しめるような余興ムービー制作の助けになれば幸いです!
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