iMovieでエンドロールムービーの不具合!文字スクロールのちらつきの直し方
■エンドロールムービーのスクロールがカクついて見づらい
目次
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結婚式のエンドロールムービーを制作していて、編集画面でプレビューをチェックして自信をもって動画ファイルを出力すると、思いもよらない問題が発生することがあります。
それは、エンドロールムービーの文字のスクロールが、カクカクしたり、ちらついたり、ブレたりと、見づらくなってしまうトラブルです。
特にiPhoneやiPadの普及によって、iMovieで動画編集する人はとても増えており、このトラブルに遭遇するケース多くなっています。
imovieで作った動画をDVDして、DVDプレイヤーを再生してテレビで見ているときに多いトラブルです。
この記事では、エンドロールムービーのゲスト名などの文字のスクロールのカクつきガタつき問題の原因と改善法を紹介しています。
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■エンドロールムービーのカクつきが発生する場面は?
エンドロールムービーのカクつきやチラつきの症状が発生する場面は、大きく分けて2つの場合があります。
1.エンドロールムービーの編集時に発生する場合
この場合、編集しているプレビューの時点で、スクロール速度が一定じゃないことがあります。
ゲストの名前などの文字のスクロールが、早くなったり、止まったり、普通に動いたり、とスクロールの速度が滅茶苦茶になってしまうことがあります。
初めての動画編集であったり、パソコンの編集に不慣れな方が経験されることが多いです。
特にiPhoneやiPadのiMovieで動画編集するときに遭遇する人が増えています。
2.出力した動画ファイルの再生時に発生する場合
エンドロール映像の制作・編集中のプレビューでは問題なかったのに、動画ファイルに出力したり、DVDにして再生チェックをすると発生することがあります。
こちらのケースは思っている以上に発生する可能性が高く、経験されたことのある人や今現在この症状で困っている人もいるかもしれません。
エンドロールムービーのカクつきなどの不具合で最も多いトラブルがこちらのケースです。
■文字スクロールのカクつきやチラつきの原因について
先ほど紹介した2つの場面がありますので、それぞれの原因を確認していきます。
1.編集時に発生するスクロールの不具合の原因
1-1.パソコンの性能不足
このプレビューの画面でエンドロールの文字のスクロールが動かないほとんどの原因は、「使っているパソコンの性能不足」です。
無料有料を問わず、動画編集アプリを使うと、パソコンにかなりの負荷を与えます。
その中でも文字のスクロールは、動画ファイルを扱っているくらいの負荷がかかるためです。
プロフィールムービーのスライドを動かすより、パソコンに負荷がかかっているということですので、プロフィールムービーの制作時には問題がなかった人でも発生する可能性があるトラブルですね。
1-2.画像ファイルやフォントの問題
可能性としては無いとはいえません。
最近の画像ファイルは、インスタを含めさまざまなアプリが加工されていることがあります。
このトラブルを引き起こした加工画像ファイルの詳細なプロパティなどを参照すると、理解しがたいデータが埋め込まれている(残っている)ことがあります。
このような不明なデータのせいで、動画編集アプリに異常な負荷がかかって、正常な処理がうまくできていないことがあるのです。
※画像のPNGファイルは加工アプリでよく使われる形式ですが、加工前と加工後の画像データを保持する特徴があるため、適切な処理を加工アプリが行えていないとエラーを引き起こします。
これと同様にフォント(文字の形式)については編集アプリが対応できていないことによって正常な処理ができないケースがあります。
このフォントによるトラブルについてはアプリの説明では使用可能に含まれていても、パソコン・タブレット(スマホ)の環境・性能(OSが古かったり、パソコンの性能が低いなど)によって発生する可能性があります。
しかし、フォントによって編集中に不具合が発生することは稀なケースなので、知識として知っておく程度でいいですね。
2.出力した動画ファイルやDVDの再生時にカクつくチラつく原因
2-1.コマ飛びまで発生しているエラーの原因
この症状としては、カクつくというよりもコマが飛んでいると表現した方が良いかもしれません。
BGMなども一緒に音飛びしているので、ある意味わかりやすい状況といえます。
このような症状が出ているときは、動画ファイルを生成するときにエラーが発生したと考えていいです。
このエラーの原因はパソコン・タブレット(iPhoneやスマホ)の性能不足、もしくはDVDを生成するDVDドライブの不具合の可能性が高いです。
2-2.「寿や三」など、横線の多い漢字がチラつく原因
このようなケースはスクロールする文字のチラつきが発生しているといえます。
プレビュー画面では問題が無かったのに、出力をした動画ファイルを再生するときに気づくことになります。
特に「寿や三」など、横線の多い漢字がチラついて良く見えないことがあります。
原因は式場の仕様で映像を制作していることにあります。
映像上映に関してのアスペクト比について、結婚式場から指定されますが、従来の横縦比「4:3」の指定が多いです。
この「4:3」の映像をそのまま再生することが、実は難しいのです。
それは、現在一般に販売されているPCディスプレイやTVなどは、横縦比「16:9」の規格の製品がほぼ100%なっています。
このため横縦比「4:3」を再生すると映像が歪んだり引き伸ばされたりして、横縦比「16:9」の画面に無理やり表示されてしまうのです。
横縦比「4:3」は正方形に近く、横縦比「16:9」は横長の長方形と表現できるように、正方形に制作された映像を長方形の画面に表示することに不具合があるのは、ある意味当たり前のことなのです。
またDVDプレイヤーでの再生の場合、再生するディスプレイの規格に合わせて映像が調整されます。
これによって横縦比「4:3」のDVDであっても、横縦比「16:9」に自動に合わせて再生されてしまい、設定などで変更する機能は基本的にありません。
横線の多い漢字がチラつくのは、横縦比「4:3」で制作した映像を横縦比「16:9」の画面で再生することによって、文字が横に引き伸ばされて表示されていることが原因です。
2-3.スクロールしているすべての文字にブレがある原因
スクロールしているすべての文字にブレがある原因ですが、結婚式で上映するため、それに合わせた映像の規格が原因に挙げられます。
DVDやブルーレイで結婚式で上映することがほとんどであるため、映像規格が決まっています。
その中でも、映像の鮮明さや滑らかさに大きく影響を与える「fps」というものがあります。
「fps=フレーム・パー・セカンド」という略語で、1秒間に何枚の画像を表現するかを定める規格になります。
DVDやブルーレイは30fps(29.97)という設定で作成されるため、ディスクに書き出す前の動画ファイルへの出力の段階で、30fpsで出力することがあります。
さて、ここでいう30fpsですが、1秒間に30枚の画像を表示するという意味になるように、動画といっても静止画が高速で連続表示されているということなのです。
つまり、文字のスクロールや動画の人物の動きなどが速いと、ブレというか残像感が残る映像に感じる場合があるのです。
これを感じにくくするような映像表示をDVDプレイヤーやTVなどは、内部的に処理していますが、パソコンディスプレイやパソコンのプレイヤー(メディアプレイヤーなど)によっては、この処理を行わないことがあります。
このため出来上がった動画ファイルやDVDをパソコンで再生チェックしたときに、ブレやカクつきなどを感じやすいケースが多いのです。
■カクつきやチラつきの直し方-改善方法
1.パソコン、DVDドライブ、素材(画像)に問題があるとき
基本的には、交換をすることが必要になるため、費用がかかることを覚悟しましょう。
画像ファイルの影響が考えられる場合は、問題が発生しているファイルを特定し、その画像ファイルを使用しないようにします。
書き出したDVDに問題があると考えた場合は、DVDドライブの買い替えの他に、DVD-Rメディア自体のロットの不具合があり得ます。
経験的に書き出しエラーが出たら、残ったDVD-Rも高い確率でエラーを引き起こす可能性が高いため、別メーカーのDVD-Rに変更しましょう。
パソコンやDVDドライブとDVDメディアを変更しても問題が発生する場合は、テスト再生している環境に問題があるケースが考えられます。
DVDディスクおよびDVDプレイヤーの製造メーカーは、相性による再生不良を保証していません。
別の再生プレイヤーでの再生チェックを行うことで、改善される可能性がありますし、結婚式の本番で使用される上映機器で再生チェックをしましょう。
☆iMovieで動画編集する人へワンポイント
Macの方はこのトラブルに合うことがあまりありませんが、iPhoneやiPadのiMovieで動画編集しているときは、他のアプリを落としておきましょう。
少しでもデバイスにかかる負荷を減らし、iMovieが快適に動く環境を整えてみましょう。
また、iPhoneやiPadのiMovieでの編集は、スペック的にMac(パソコン)ほどの安定は得られませんので、スクロールの文字量が多いと処理ができないことがあります。
このためスクロールの文字量を減らすようにしましょう。
2.スクロールする文字のブレやチラつきの改善
「1.」のようなトラブルは、パソコンや編集環境による性能不足によって映像事態に飛びで出ている場合は、パソコンの処理を軽くしたり本体自体の性能アップで解決することになります。
つぎに、映像の仕様によって文字が見づらくなっている場合の改善方法を紹介します。
2-1.映像のアスペクト比による問題の改善
先ほど横縦比「4:3」のDVDを横縦比「16:9」のTVやモニターで再生することによって、文字が引き伸ばされていチラつきが発生することを紹介しました。
このため、この画面比の相違によって発生する問題の解決はとても困難なことが理解できるかと思います。
結婚式場の仕様で制作しているため、結婚式本番での再生は上手くいくことでしょうが、自宅のテレビなどで見るときにこのチラつきを少しでも改善する方法は無いのでしょうか?
根本的な解決は難しいのですが、使用する文字のフォントを変えることで、改善が見込めます。
特に、明朝体フォントのように、漢字の横線が細いフォントで発生しやすい問題なので、使用するフォントを「太字で大きいもの」することで多少引き伸ばされても、チラつきを改善することが期待できます。
2-2.映像のfpsによるブレの改善について
普段から高fpsの映像を見ている人にとって、30fpsの映像はザラつきやカクつきを感じやすくなります。
原理的には、1秒間に30枚の画像を認識する能力は人間には無いといわれていますが、映像は視覚による感覚によって脳が認識するため、見やすい見づらいといった感覚で映像を判断することは自然に行っています。
こういった感覚的な視覚を補うために、テレビやDVDプレイヤーは映像の処理を行いながら再生しています。
(通常でも自動で行われるようになっていますが、特にテレビであればゲームモードといった画質設定)
パソコンモニターやパソコン内のプレイヤーによってはこの処理が行われていない可能性があるため、完成した動画ファイルの映像をDVDに書き出してDVDプレイヤーで再生することで改善することがあります。
また全体として、見やすい文字フォントを選択することも大切です。
先ほども述べた「太字で大きいフォント」を使用することで、見易さがかなり変わります。
○インターレース、プログレッシブという映像形式について
映像がインターレースである場合、ノンインターレース化(プログレッシブに)すると見たときの感じの印象が大きく変わります。
簡単にいうと、30fpsの映像をインターレースの映像形式では60fps(秒間60コマ)で表現しているため、ノンインターレース化(プログレッシブに)することによって、30fpsの映像表現にすることになります。
このため画面によってはカクカク感が増したりします。
いい意味で映画っぽい非日常感を表現することもあります。
※映画のfpsは「24」と、テレビよりも少ないデータ量で制作されています。
そして、パソコンのモニターは、それ自体が基本的にインターレースではありません。
このため、再生ソフトの方でノンインターレース化をリアルタイムで変更処理していることになります。
つまり市販のDVDをパソコンで見てもなめらかなのは、再生ソフト側が自動で補正しているのです。
このノンインターレース化の処理が適切にされていないプレイヤーの場合、映像全体にカクつきが強く感じられたりすることになります。
DVDの再生でいうと、制作する映像形式がいずれであっても、出力先がインターレースのテレビであれば、ノンインターレース(プログレッシブ)のDVDであってもインターレースで出力されますし、プログレッシブ機器が接続してあってDVDプレーヤーにプログレッシブの出力機能が適切に設定してあれば、プログレッシブで出力されます。
この映像形式の選択はDVDプレイヤーが自動で判断するのがほとんどなので、インターレースで作成されていてもDVDは、出力機器に適切な方法で出力を行いますので、DVDプレーヤーが適切に設定されていればあまり考える必要がないのです。
この映像形式の設定をカスタムできる知識のある人にとっては、DVDなどのディスク再生をする結婚式の映像制作では、殊更に取り上げることではありませんでしたが、念のため基礎知識として記述しました。
■まとめ:エンドロールムービーのスクロールがカクつく原因と直し方
この記事では、エンドロールのスクロールがカクつく症状の原因とその直し方や改善方法を紹介しました。
最近ではスマホ(iPhone)のiMovieで映像編集できることも簡単になり、自作で映像を作る人も多くなってきていますし、挑戦する人も多くなってきています。
制作の取り掛かりが簡単になっても、映像に関する必要な知識については、なかなか広まっていきません。
残念ながら制作方法の紹介はあっても、あくまでも「その人が上手くいった1例」が見られるだけで、失敗した経験ほど情報に埋もれてしまって探すこともできません。
この記事に読まれた方が、エンドロールをうまく制作する助けになれば幸いです。
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